ドイツ留学時代の仲間とドイツ歌曲の演奏会を開催します！3人の出身地、山形(8/8)、横浜(8/11)、宮崎(2017.1/8)の3都市での公演になります。
作品はオーストリアの作曲家フーゴ・ヴォルフの《スペイン歌曲集》(世俗歌曲集全34曲)です。日本では知る限り2度目？ヨーロッパでもなかなかお目にかかる事ができません。
スペイン歌曲集と言ってもスペイン語の詩をドイツ語訳したものにヴォルフが曲を付けたので言語はドイツ語です。
日本における外国歌曲の演奏会のネックはダイレクトに意味が観客に伝えるのが困難な事です。字幕があればオペラ同様、物語に入り易いのですが、予算の問題もあり難しいのです…歌詞対訳を挟むと観客は歌詞対訳のみに集中してしまい、歌手がどのような表現をしているのか見逃してしまいます…。
今回、この《スペイン歌曲集》を演奏するに当たり、妻に台本を書いてもらいました。とても面白い作品ですが、この作品をいかに皆様に分かり易く伝えるか…それは芝居仕立てにする事なのではという事で曲間また曲中に芝居や日本語の台詞が入ります。
いわゆるツィクルス演奏会で敢えて曲順を変え、また曲間に日本語の台詞芝居が入るとは革新的な試みだと思っています。
【ドイツ・ロマンティック街道の起点、ヴュルツブルクで出会った3人の音楽家が贈るヴォルフの《スペイン歌曲集》。素直になれない男女の恋模様。忘れかけた甘いだけじゃない青春の日々を思い出しながら聴いて欲しい。】
この演奏会が少しでも皆様の印象に残るものになる様、出演者一同、精一杯取り組んでおります。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。